2012年10月23日(アメリカ時間)にiPadとiPhoneの間のサイズと言える7.9インチスクリーンを搭載したiPad miniが発表されました。
iPad miniの予約は10月26日からで発売日はWiFiモデルが11月2日午前8時から、Wi‑Fi + Cellular(4G LTE)モデルは11月下旬の発売となります。

iPad miniの価格は28,800円(16GB Wi-Fiモデル)から55,800円(64GB Wi-Fi + Cellularモデル)。

スクリーンはRetinaではなくLEDバックライトディスプレイ。ライバルと言われるグーグルのNexus7との価格競争力を持たせるための判断かも知れません。

ipad mini

価格とキャリア

iPad miniは記憶容量が16GB、32GB、64GBの3つに別れ、それぞれWiFiと4G LTEデータ通信モデル、さらに白と黒の2色が用意されるため合計12モデルが提供されます。
4G LTEデータ通信モデルはソフトバンクとauから提供されます。auはiPhoneは提供していましたが、iPadシリーズは初めてになります。

auの発表:〈お知らせ〉 iPadの発売について

iPad miniの通信方法はiPhone5と同様にLTEになります。iPhone5になって通信速度が非常に高速になったと言われていますので、楽しみですね。

また、iPad miniのSIMカードはiPhone5と同様にNano-SIMとなり、アップルによると「iPad miniは既存のMicro-SIMカードには対応していません。」ということです。

価格は以下の通りになります。(色では価格は変わらないため6モデルで紹介しています)

iPad mini WiFiモデル価格表

モデル 価格
16GB WiFiモデル 28,800円
32GB WiFiモデル 36,800円
64GB WiFiモデル 44,800円

  

iPad mini Wi-Fi + Cellularモデル(4G LTEモ)価格表

モデル 価格
16GB 4G LTEモデル 39,800円
32GB 4G LTEモデル 47,800円
64GB 4G LTEモデル 55,800円

手のひらサイズ、重さ308g、薄さ7.2mm

iPad miniの最大の特徴はいうまでもなく手のひらにのるサイズにあります。画面サイズはiPadより一回り小さい7.9インチで、重さはiPadの半分以下(53%)軽い308g,薄さは23%薄い7.2mmです。

iPad mini薄さ

7インチタブレットは持ち歩けるメディア(電子書籍、映画など)端末

スティーブ・ジョブズは生前、7インチのタブレットは出さないと言っていたという話もありますが、7インチタブレットはAmazonのKindle FireやグーグルのNexus7など活況な市場となっているので、Appleとしても看過できなかったのでしょう。

今回の発表でもNexus7などは相当意識しているようでiPad miniのスクリーンサイズ(7.9インチ)は7インチのタブレットと比べて33%も広いと紹介しています。

ipadmini画面比較

7.Xインチの魅力はやはり外出の際に持ち出せるサイズであるということでしょう。

iPadでも持ち出せるという方もいらっしゃるでしょうし、実際に持ち出している方もいます。ただ、私もiPadを持っているのですが、専ら使うのは家です。電車の中ではスマホを主に利用します。ただ、スマホではやはり電子書籍を読んだりするにはサイズが小さいと感じます。

AmazonのKindleの日本発売も予定されていますが、サイズは7インチ(8.9インチモデルもありますが)です。

つまり、iPad miniは通勤電車の中や外出先で電子書籍や映画などを楽しみたいユーザーに最適なサイズの端末と言えます。もちろん、電子書籍などだけでなく、インターネットやソーシャルメディアなどを利用することも可能です。

アメリカでは電子書籍の売り上げが紙の本を追い抜いたとも言われ、今年に入って日本でも楽天のKoboなど電子書籍端末が大々的に発売されるなど、電子書籍市場の伸びが期待されています。

iPad mini

色とデザイン

色は白と黒の2色が用意されています。デザインは、iPadをそのまま小さくしたような印象ですね。

ipad mini黒と白

RetinaではなくLEDバックライトディスプレイ

スクリーン・ディスプレイはRetinaディスプレイではありませんでした。やはりライバルとされるAmazon Kindle Fireの価格競争力を意識したのでしょう。

iPad miniの画面の縦横比(アスペクト比)は従来のiPadと同様の4:3です。このことにより、従来のiPadアプリも同じようにiPad miniで楽しむことができます。解像度は1,024 × 768ピクセルになります。

アップルはiPhone5から画面の縦横の比率(アスペクト比)を変更し、 これはテレビと同じ比率でアップル製品でテレビ、映画をそのままの画面で楽しめるようにするという方針の現れと思っています。

カメラ

カメラは本体の裏と正面の2つ搭載しており、裏のカメラは500メガでビデオも1080p HDで撮影できます。正面のカメラは主にFace Timeに利用され解像度は1.2メガ、ビデオは700HDになります。

CPU

CPUはデュアルコアA5チップを搭載しています。

バッテリー

バッテリーの持ちは、Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生といった使い方で最大10時間ということです。

Lightningコネクタ搭載

iPad miniもiPhone5で登場した新しいLightningコネクタを搭載しています。その他に入出力としては3.5mmステレオヘッドフォンミニジャック、内蔵スピーカー、マイクロフォンがあります。

(参考) iPad4 Retinaディスプレイモデル(第四世代) 価格、発売日、機能



関連記事





Tagged with:
 

Comments are closed.