Facebookページ公式SEOマニュアル – Social SEO
FacebookはSEOに力をいれています
Facebookというとクローズドなイメージが強く、Facebook上の情報はログインしないと見えないという印象があると思います。
確かに、個人ページはユーザーごとに細かいプライバシー設定が可能で、検索エンジンにひっかからないようにも出来ます。(→Facebookプロフィールを検索されない方法)
しかし、Facebookページに関しては基本的にはオープンで検索エンジンにもインデックスされます。(ただし、国や年齢を制限することでログインしていないユーザーには見えないようにすることは可能です)
Facebookはページに関しては、広く活用されるメディアとしたいよう(広告掲載できますし、企業がページを開設するモチベーションにもなりますよね)で、検索エンジン最適化にも力を入れていました。実際、SEO専門家の求人していた時期もありました。
多くの企業・ブランドはFacebookページの検索エンジン最適化を行っていません
Facebook先進国のUSでは多くの企業がFacebookページを開設していますが、フォーチュントップ500の上位20社のブランドFacebookページの70パーセントは検索結果の上位20位に表示されません。
2011年6月、こうした状況を受けFacebookはSEOエキスパートのBRIGHT EDGEと共同でFacebookページのSEO対策マニュアルともいえるFacebook for Social SEOを公開しました。
日本語FacebookページのSEO対応状況を調査しました
日本語FacebookページのSEO対応状況が気になったので、企業Facebookページ上位15社をちょっと調べてみました。
Social SEO -Facebookページを検索エンジンに最適化させる方法
FacebookはFacebookページの検索エンジン最適化をSocial SEOと呼んでいます。ここでは簡単にその要旨を紹介します。
→ Facebook for Social SEO原文(PDF)をダウンロード
1. ウェブサイトからFacebookページにリンクをはりましょう
あなたのウェブサイトから、”[ブランド名] on Facebook”というテキストでFacebookページにリンクをはりましょう。
できるだけ多くのページからはるとよいので、全ページに含まれる領域(フッター)などにリンクを設置しましょう。URLに余計なパラメータをいれないように注意ください。
例)
○http://www.facebook.com/uniqlo
×http://www.facebook.com/uniqlo?sk=app_155861421097656
2. Facebookページでのウォール投稿時にブランド名を記述しましょう
Facebookページのウォールへの投稿も検索エンジンにクロールされますので、投稿する際にブランド名(想定検索ワード)を入れると、ページランク向上につながります。(あまりにブランド名を連呼するのは問題かもしれませんが)
3. 定期的にポストして、エンゲージメント(いいね!、コメント)を獲得しましょう
検索エンジンはリンクの量と質を重視します。いいね!やコメントを多く獲得すればプロフィールを公開しているユーザーページは検索エンジンのクロール対象となりますので、あなたのページへのリンクとして評価されます。また、定期的に投稿を行うことで、ユーザーのウォールにも定期的にあなたのポストが表示されますので、検索エンジンに評価されやすくなります。Fan Box(Facepile)をウェブサイトに設置することも効果的でしょう。
4. ShareとLikesを活用しましょう
検索エンジンは、ShareとLikesを高く評価するようです。全てのページにShareもしくはLikes(いいね!)ボタンを設置して、ユーザーが友人に薦めたくなるようなコンテンツを提供することで、Share、Likesを獲得するようにしましょう。
5. サブページをつくりましょう
扱っている商品やサービスのカテゴリーが複数ある場合は、商品ごとにページを作成しましょう。また、各ページに”お気に入りページ”に登録しましょう。

Uniqloさんは各国ごとにページを開設
6. Facebookプラグインを積極的に活用しましょう
Facebookは、Likeや、Send、Commentsなど多くのSocial Pluginsを提供しています。こうしたプラグインをウェブサイトに統合して活用することで、Facebookページにユーザーを誘導することが可能になります。
7. URLにブランド名をいれましょう(おまけ)
Facebook Best Practices for Social SEOには記載されていませんが、FacebookページのURLは25名以上のファンを集めると変更できますので、ブランド名をいれたURLに変更しましょう。検索エンジンはURLに含まれるテキストも評価の対象にしています。URLは一旦変更すると、再度変更はできませんので変更の際には注意しましょう。(なお、ファンが100名を超えるとページ名も変更できなくなりますので気をつけましょう)
FacebookはSEOに強いと思います
最後に私の意見なのですが、FacebookはSEOに強いと思います。
Facebook自体が、そもそもページランクが高いので、そのドメイン上のページもある程度かさ上げされることが想定されるからです。つまり、Wikipediaのようになる可能性があると思っています。Wikipediaって、なんでも結構上位に表示されますよね。
また、上記のとおり外部リンクを獲得しやすいプラットフォームでもあることもSEO的には有利に働くと思います。
日本でもドコモさんやANAさん、トヨタ自動車さんなど大企業もFacebookページを開設しはじめました。今後、日本でもますます多くの企業がFacebookページを開設するようになると思いますし、SEOも激化していくと思います。
ということで、Facebookページを開設するのであれば、早いほうがよいと思います。(でも、適当に作っては駄目です。最初の印象が肝心なのはFacebookページも一緒です。)
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