日本語Facebookページ キャンペーン12選
2011年はFacebook元年ということで、日本でも多くの企業・ブランドがFacebookページを開設しましたが、夏くらいから単にウォールでメッセージを流すだけでなく、Facebookアプリなどを絡めたキャンペーンが目につくようになってきました。
そこで、今後Facebookでキャンペーンの企画、展開を予定されている企業担当者の方の参考になるように、100以上の日本企業・ブランドのFacebookページを調査し、Facebookキャンペーンを6つのパターン(ゲーム、インタラクティブ、カード、プレゼント、クロスメディア、クラウドソーシング)に分類して、それぞれ2つづつご紹介させていただきます。
*既に終了しているキャンペーンもあることを予めご了解ください。
1. ゲーム型キャンペーン
ソーシャルゲームを提供し、友達とスコアなどの結果を共有してもらい、ブランド・商品認知をあげることを目的としたタイプです。ユーザーに楽しく遊んでもらうことで商品・サービスに対する印象を高めると同時に、ユーザーのウォールを通じて、多くの人に伝播することが期待できます。
1. PUMA(プーマ): One Click To Jamaica
プーマは、人類で初めて100mを9秒5台を走ったウサイン・ボルト選手を起用したゲームキャンペーン「One Click To Jamaica」を展開。プーマのシューズを選んでキャラクターを走らせ、9秒58から10秒50の間でストップを押せれば成功です。他のプレイヤーと競い、見事上位にランクインされればプレゼントが当たるというものでした。(既にプレゼントは終了していますが、ゲームは遊ぶことができます)
他にゲーム系では、ENEOS(JX日鉱日石エネルギー)エネゴリくん ゲームでは、リバーシーゲームをネットワークで対戦できます。
2. 湖池屋:ヒー度チェック
カラムーチョのキャンペーンは、辛さにまつわるクイズに答えて、抽選でカラミーチョなどが当たるというもの。割りとオーソドックスなキャンペーンですが、カラムーチョファンは”ヒー度ってなに?”というところから、ついついクイズに参加してしまうようです。
ほかにクイズゲーム型キャンペーンとして、キリン午後の紅茶:パンジェンシー検定、ミニストップ:ベルギーチョコソフト・マイスター検定などがあります。
2. インタラクティブ(参加)型キャンペーン
Facebookのユーザー情報やソーシャルグラフを活用したキャンペーンタイプで、登録された写真を利用して雑誌風に仕上げたり、友達とのコミュニケーションを促進をサポートしたりします。ソーシャルメディアの特性を活かしたキャンペーンといえます。
3 JTB:ういる旅で旅診断
Facebook上の友達をランダムに選び旅先を選定してくれ、二人の写真を作成してくれるアプリです。意外な友達と、意外な場所で写真を撮れるかも知れません。
4. ドクターシーラボ:読モ デビューしちゃいました
ドクターシーラボのキャンペーンアプリ「読モ デビューしちゃいました」は、その名の通り、Facebookアカウントとリンクすることで写真を活用し、雑誌に読者モデルとして登場したらどうなるかを体験できるアプリです。読者モデルがブームになって久しいですが、気軽に読者モデル気分を味わえるところが人気に秘密でしょう。
3. カード型キャンペーン
グリーティングカードをインターネットやeメールを通じて送るサービスは、ソーシャルメディアが出てくる前から、人気のネットサービスですが、ソーシャルメディアと非常に相性の良いサービスといえます。そのため多くのカード(メッセージ)送信アプリがあるのですが、ほとんどが製品・ブランドの写真を添えたメッセージを送信してもらうことで、認知を高めることを目的としています。
5. サントリー ザ・プレミアム・モルツプレモルでおつかれさま!
Facebookの友達におつかれさまのメッセージをモルツの画像とともに送信できます。典型的なカード送信キャンペーンですが、さすがサントリーさんだけあって、アプリがよく出来ています。また、デジタルおまけとしてウォールピクチャーがもらえます。
友達に元気が出るネタを添えてメッセージを送信できるアプリです。カードを送りたい友達を選ぶと、友達の書き込みを分析し、その人が元気がでるようなニュースを選んでくれます。さすが”元気はつらつオロナミンC!”ですね。
カード送信型キャンペーンとしては、ほかにGAP グリーティングカード、日本生命保険相互会社バースデーウォール があります。
また、ソーシャルグラフを活用したキャンペーンとしては、キリン FIREトモダ地図 、登録している写真を活用したキャンペーンとしては、Hello Kitty Japanプロフィールデコ があります。
ちょっと毛色のちがったところでは、漫画家の永井豪さんのキューティハニー、マジンガーZ、デビルマンといった漫画のふきだしのセリフを考えてみんなに紹介するGUINNESS – THE PUB – [ギネス公式ページ]ギネス [ふきだしアワー] があります。
4. クロスメディア型キャンペーン
テレビやラジオなどのメディアと連動することで、より広い範囲のユーザーにリーチすることを目的としたキャンペーンです。特にテレビはリーチできるユーザー層が広く、Facebookユーザーを超えた広がりが期待できます。
7. タマホーム:福岡国際マラソン
タマホームは、福岡国際マラソンに協賛しており、テレビ放送と連動して、Facebookにテレビ朝日の竹内由恵アナウンサーが登場。12月4日のマラソン当日まで、ウォールに登場し動画メッセージなどを伝えています。やはりキー局のアナウンサーは人気のようで多くのいいねを獲得しているようです。(既に福岡国際マラソンが終了しているため、本キャンペーンも終了しています)
8. ポカリスエット:POCARI SWEAT REQUEST-ON-LINE
ポカリスエットは、FMラジオ局JWAVEの番組「Hello World」とコラボし、Facebookでリクエスト曲の受付けを行っています。毎週テーマ(ポカリスエットといえば?など)を決めて候補曲から、聴きたい曲を投票し多くの支持を得た曲をオンエアします。Radikoとも連携してますが、ラジオの場合、地域が限定されるのが難しいところですね。
5. プレゼント型キャンペーン
昔からよくあるタイプですが、プレゼントを提供することで商品・サービスの認知を高めることを目的としたキャンペーンです。といってもやはりソーシャルの特性を活かし、Facebookページのファンになることをプレゼント応募条件としているケースがほとんどです。Facebookページは、一回ファンになるとファンをやめるケースが少ないこともあり、プレゼント目当てでもファンになってくれたユーザーに情報を提供しつづけられるというメリットがあります。
9. Cathay Pacific Japanごほうびマイルキャンペーン
キャセイパシフィック航空らしく、香港にまつわるストーリー、思い出を投稿してくれたユーザーの中から抽選でマイルをプレゼントするというキャンペーンです。香港の魅力を、旅行者に伝えてもらうことで潜在旅客に香港に旅行してみたいという気持ちになってもらうことが目的のひとつだと思います。(キャンペーンは終了しています)
スピードくじで当たりがでたらプレゼント(クロックス製品)に応募できるプレゼント・キャンペーンです。
6. クラウドソーシング型キャンペーン
キャンペーンと言えるか微妙ですが、ユーザーの知恵を借りて、新しい商品を生み出そうというタイプがクラウドソーシングです。日本人が好きな「自分が育てた」という要素を入れることで、商品のアイデアをだしてもらうだけでなく、商品のファンとなり伝道師となることを狙っていると思われます。
パナソニックは、人気のおしゃれ電動歯磨き「ポケットドルツ」のデザインを募集。投票上位3位までのデザインを実際に商品化しています。
ファミリーマートは、おにぎりのアイデアを募集し、実際の商品にする”おむすび選手権”を2010年から実施しています。
このほかにクラウドソーシング系としては、未来のカーライフを考えるトヨタ未来カーライフ研究所(トヨタ自動車 オフィシャル) があります。
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