Google+ API 使い方
Google+のAPIが遂に公開されました!最初はパブリックデータを扱うAPIのみですが、やがてfacebookのGraph API同様、認証・許可を得て非公開の情報も取得できるようになるようです。
Google公式アナウンス:Getting Started on the Google+ API
WebサービスはRESTfulで提供されておりHTTPリクエストを投げるだけでOKです。
2011年9月16日現在、利用できるメソッドはユーザー情報取得(People.get)と一般公開されているポストデータを取得する(activities.list)の2つのメソッドだけで読み込みのみです。従って、APIを通じてポストを投稿することが出来ません。
また開発者向けに5つの言語(Java, GWT, Python, Ruby, PHP, Obj-C,.NET)でライブラリーが提供されています。
Google+開発者向けサイト:Google+Platform
1. APIキーを取得しましょう
Google+ APIを利用するためにはOAuth2.0もしくはAPIキーを取得する必要があります。
ここではAPIキーの取得方法を紹介します。なお、1日の利用回数には1,000回という制限があります。
1. Google+ API Consoleに行きます。(最初だけ、なにか聞かれるかも知れませんが、なにを聞かれるか忘れました。すいません。)
2. Google+APIをONにします
3. APIキーを取得します
2. ユーザー情報を取得しましょう
People.get:
ユーザーIDを指定してURLにアクセスするとデータを取得できます。
https://www.googleapis.com/plus/v1/people/108189587050871927619?key=APIキー
取得できるデータは名前、住所、写真、性別などです。詳しくは、People Resource Representationsを参考にしてください。
ユーザーIDは、ユーザーのプロフィールページのURLに含まれていますので、情報を取得したいユーザーを検索し、URLからIDを取得してください。例えば、facebookのマークザッカーバーグ氏の場合、IDは”104560124403688998123″になります。
https://www.googleapis.com/plus/v1/people/104560124403688998123?key=APIキー にアクセスすると以下のデータが返ってきます。
“kind”: “plus#person”,
“id”: “104560124403688998123”,
“displayName”: “Mark Zuckerberg”,
“gender”: “male”,
“aboutMe”: “I make things.”,
“url”: “https://plus.google.com/104560124403688998123”,
“image”: {
“url”: “https://lh4.googleusercontent.com/-wLDL5bCoI1U/AAAAAAAAAAI/AAAAAAAAAyQ/EQvVxjKnaF0/photo.jpg”
},
“urls”: [
{
“value”: “https://plus.google.com/104560124403688998123”,
“type”: “profile”
},
{
“value”: “https://www.googleapis.com/plus/v1/people/104560124403688998123”,
“type”: “json”
}
],
“placesLived”: [
{
“value”: “Palo Alto, CA”,
“primary”: true
}
]
}
また、自分の情報は以下のURLで取得できますが、こちらはAPIキーではなくOAuth2.0キーが要求されます。
https://www.googleapis.com/plus/v1/people/me
3. 公開ポストを取得しましょう
今のところツイッターのようにパブリックタイムラインを取得するという大きな範囲は指定できず、特定のユーザーの公開ポストを取得することしかできません。パブリックなポスト全部を取得できればトレンドデータなどを取得できて便利なのですが、今後に期待ですね。
公開ポストは、以下のようにユーザーIDを指定したURLにアクセスすることでデータを取得できます。
https://www.googleapis.com/plus/v1/people/108189587050871927619/activities/public?key=yourAPIKey
4. まだまだこれからですが期待しましょう
ご紹介したとおり、今のところ利用できるデータは非常に限定されており、読み込みしか出来ません。また、ユーザーIDの取得方法も不明です。
したがって、今日からfacebookやmixiのようにGoogle+アプリがどんどん開発されるということはないと思います。
ただ、今後Google+のユーザーが増え、検索やアクセス解析など他のグーグルAPIとの連携などが強化されると、facebookにないアプリケーションが出てくる可能性もあります。
私が気になっているのが、Open Socialとの関係です。Google+がユーザーを億単位に増やしてOpen Socialに加われば、やっとfacebookのGraphに対抗できるグラフの登場となると思っています。
普通に考えれば、Googleが主導しているOpen SocialにGoogle+も入ると思うのですが、今のところ独立しているのが気になっています。
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