日本でも奨学金という名の学生ローンが問題となっており、来年度から返済の必要がない給付型の奨学金の導入が決まっていますが、アメリカでも学生ローンが若者の大きな負担になっています。

(参考)“奨学金破産”追い詰められる若者と家族|NHK NEWS WEB

63 Percent of Millennials Have More Than $10,000 in Student Debt. They’ll Be Paying for Decades(63パーセントの若者は115万円以上の学生ローンを抱えており返済には数十年かかる)によるとアメリカの学生ローン残高はなんと138兆円にものぼるそうです。

*本文中の金額は1ドル=115円で計算

調査によると3人に2人は115万円以上の学生ローンを持ち、さらに3分の1以上は345万円以上の学生ローンを抱えているそうです。

また性別によっても学生ローンの状況は違うようで345万円以上の学生ローンを抱えているの人の割合は男性の27パーセントに対して、女性の場合は42パーセントにもなります。

平均的な返済期間は21年にもなり、学生ローンを払い終える頃には40代になっています。41パーセントが家の購入を31パーセントが自動車の購入を控えるそうです。

さらに17パーセントが学生ローンを理由に結婚をせずに31パーセントが子供を持たないと回答しています。

学生ローンは個人にとっても大きな負担であり問題ですが、過度な学生ローンにより家や自動車の購入を控えるだけでなく結婚や出産をためらうようになっている状況は社会全体の問題として捉える必要があるかもしれません。



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