iPhone7で撮影した写真をMacbookにAirDropでコピーしてPhotoshopで開いたところ以下のようなダイヤログが表示されました。

「WorkspaceのカラープロファイルはsRGB IEC6196602.1ですが、開こうとしている画像ファイルはDisplay P3ですけど、どうしましょうか?」と聞かれています。

どっちのカラープロファイルがいいのでしょうか?そもそもカラープロファイルとはなんなんでしょうか。

かラー・プロファイル(Color Profile)とは

同じ写真でも見ているモニターが違うと全く違う印象を受けることがあります。

ノートパソコンやスマホの画面はRGBという数値で表示されます。Rは赤、Gは緑、Bは青でそれぞれ0から255の数値を指定します。

例えば、R:255、G:0、B:0と指定した場合、真っ赤な色が表示されます。

ところが、モニターごとに表示できる色の幅(色域)が違うので、同じ数値で赤を指定しても、違って見えてしまいます。

なお、ここではモニターで見ることを前提にRGBで話しをしていますが、印刷の場合CMYKという色の数値化になります。印刷(CMYK)の場合も、印刷機(プリンター)、インク、出力する紙によって同じ色指定でも見た目は変わってきます。

このように見る人のモニターごとにバラバラに見えては困るので、それを調整してくれるデータがカラープロファイルになります。

バラバラな規格を調整してくれるカラー・プロファイルを支える仕組みがカラー・マネージメント・システム(CMS)といい、Apple(マック)のCMSはColor Sync、マイクロソフト(Windows)のCMSはICCと言います。幸いこの両システムは互換性があります。

このCMSが画像ファイルに埋め込まれているカラー・プロファイル・データを元に表示を調整してくれます。

つまり、「カラー・プロファイルとはデバイス(モニター)ごとの違いを調整して、どの環境で見ても同じ(ような)色で画像を見ることができるようにしてくれるデータ」ということになります。

(ような)と書いているのは、カラー・プロファイルが頑張ってもやはりハード的な違いはあるということで書いています。

sRGBとDisplay P3

私のPhotoshopのデフォルトのカラープロファイルはsRGBに設定されています。

理由は簡単でPhotoshopの教科書に「ウェブ用の画像を扱うならsRGBにしましょう」と書いてあったからです。

sRGBとはIEC(国際電気標準会議)という団体が1998年に作成しした国際規格で Windowsにおける標準の色域として定着したことから、多くのモニターなどもsRGBの色を表現できるようになっています。

なお、AdobeRGBというsRGBより広い色域をカバーするカラー・プロファイルもありますが、対応しているモニターが多くないことからsRGBが標準的に利用されています。

では、iPhone7で撮影した写真に設定されていたDisplay P3とはどんなカラー・プロファイルなのでしょうか。

Display P3(DCI-P3)とはsRGBよりも25%広い色域をカバーするカラー・プロファイルです。

Appleは新しい製品はこのカラー・プロファイルに対応するとしています。

iPhoneで言えばiPhone7からDisplay P3に対応しています。

(参考)アップル公式ページのiPhoneモデル比較

ということで、「Display P3の方がsRGBより広い色表現が可能だが、2017年時点では対応しているのはiPhoneやMacbook Proなどの一部の機種に限定されるので、両者の差についてはそれほど気にしなくてもいい。ただし、どっちを指定するにせよカラー・プロファイルは指定した方がいい。」ということのようです。



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