日本語facebookページはfacenaviに登録されているだけでも6,830ページあり、登録されていないページも考えると、1万ページはゆうに超えていると思われます。さらに日本企業が運営している日本語以外の英語や中国語などのページもあります。

本当に幅広い業種の企業がfacebookページを開設しているのですが、多くのページを見てきて、大きく分類して以下の5つのパターンがあることに気が付きました。

facebookページのパターン
  1. コミュニケーション型
  2. プロモーション型
  3. 情報発信型
  4. とりあえずfacebook型
  5. 海外進出型

そこで、今回は、雑感のようになってしまいますが、代表ページ例を挙げながら5つのパターンを紹介したいと思います。(あくまで勝手な雑感ですので、ページ運営者の方、ご了承ください)

1.コミュニケーション型

写真や動画をふんだんに利用した現場の情報を提供して、より企業を身近に感じてもらおうというパターンです。社員が参加して名前や顔をだしているケースも結構あります。
代表例は、ANAさんとJALさんで、整備士の方や空港勤務の方など幅広い業種の方が登場されて現場の声を伝えています。あとは、au by KDDIさんやNTTドコモさんも、ショップスタッフの方などが登場されています。
逆に、ユーザーをページに登場させることで参加意識を高めるパターンもあります。このパターンは登場したユーザーが友達を呼び込む効果もあります。代表例は、チョコラBBスパークリングさんや、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンさんです。
このパターンのページはエンゲージメント率が高い傾向にあります。

→ ANA
→ JAL
→ au by KDDI
→ NTTドコモ(NTT DOCOMO)
→ チョコラBBスパークリング
→ ユニバーサル・スタジオ・ジャパン / Universal Studios Japan

2. プロモーション型

キャンペーンなどの情報を中心に発信しているパターンです。このパターンも結構多いのですが、いい感じなのが担当者の方が決められており定期的に、人間味のある情報を提供しているケースで、だんだんと人柄が見えてきます。代表例はタマホームさんとレノボさんです。案外ダメなのがキャラクターを前面に押し出しているパターンです。結構、念密に企画されているケースでも苦戦している(と思われる)場合もあり、キャラクターはハマるといいけれど、それほど簡単ではないなと感じました。

→ タマホーム株式会社
→ レノボ・ジャパン株式会社

3.情報発信型

プレスリリース的な情報や製品情報を発信しているパターンです。これも大企業ページを中心に多いのですが、それほど特徴的な企業はないので代表例は省かせて頂きます。

4. とりあえずfacebook型

情報発信型とも言えるのですが、これも多いパターンです。去年はツイッター、今年はfacebookが話題なので、とりあえず開始したというパターンです。コンテンツも既存のウェブサイトのRSSや、ツイッターのつぶやきを流し込んでいるだけというケースが多いです。そうしたページは、ファンも少なく、エンゲージメントも低い傾向にあります。代表例は省かせて頂きます。

5. 海外進出型

海外ユーザー向けにfacebookページを開設し、情報を提供しているパターンです。特に台湾、シンガポールなどアジア方面での躍進が目立ちます。

具体例としては、有名なsatisfaction guaranteedさんやJR北海道さん、無印良品さんなどがあります。海外にはfacebookユーザーが多いこともあり、このパターンは非常に多くのファンを獲得しているケースが多いです。

→ satisfaction guaranteed 約47万5,000人
→ Hokkaido(JR北海道) 約2万2,000人
→ MUJI 無印良品生活研究所 約31万6,000人

実は、私はこのパターンが一番好きです。

日本語facebookページ情報提供サイトを運営していますが、私はfacebookを日本企業が利用する最大の理由は“現時点で、最も効果的な世界進出のためのプラットフォームである”ことだと思っています。だって世界で7億5,000万人も利用してるんですよ!香川選手やイチロー選手、石川遼選手だけじゃなく、みんなで世界を狙いましょう!

ここに抜けているパターンとして“コマース型”があります。残念ながら、日本ではコマース型はまだまだこれからという感じです。(実はアメリカでもコマース型はまだまだこれからですが)

勝手にパターン化させていただきましたが、もちろん、この5パターンに当てはまらない独創的なページも沢山ありますし、複数のパターンを1つのページで実現しているケースもあります。

みなさん、アイデアを凝らして型にこだわらない形で、facebookページを活用してくださいね。



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