ユーザーが8億人を突破し、世界制覇に向け突っ走っているFacebookですが、eMarketerによるとビジネスも好調のようで前年比2倍以上となる42.7億ドル(3,287億円)となる見通しということです。

売り上げの大半が広告という構造は変わっていませんが、伸びで言えばFacebook credits(日本名:facebookポイント)と呼ばれる課金システムが前年比3倍と広告の伸びを上回っています。

これは2011年7月からfacebook上の課金はfacebookポイントを利用することが義務付けられ、さらに課金率が30%と高率であることが要因として挙げられます。これからfacebookコマースなどが盛んになれば、ますます成長が期待できるサービスです。

(参考) Facebook ‘Credits’ Revenue Now Growing Faster Than its Ads

*1ドル=77円で換算しています

広告は予想より伸び悩みとの見解も

一方で、広告については予想より伸びが低いとの見解もあります。予想より伸びなかった要因としては、facebook(を含むSNS全般)の広告のクリック率はもともと低いこと、facebookページがあるから、わざわさ広告をださなくてもいいとの企業、ブランド側の心理、さらにfacebookは多くのユーザーが見る写真ページから広告を排除したため、広告のインプレッションが下がっているなどの点が挙げられます。

アメリカのマーケティング担当者の中には”facebook広告はクリック率が低くウェブにドライブするには効率的ではない”との考えもあることから、facebookはクリック率を高める方法、もしくはクリックしなくても効果のある広告を提供する必要がありそうです。



関連記事





 

Comments are closed.