インスタによってどのようにして私たちは不味いものを食べるようになったか(How Instagram Convinces Us to Eat Terrible-Tasting Food)という記事を読んでなるほどなあと。

記事はタイトルの通りで、お客さんは美味しいものを食べに来ているのではなく、いかに特別なものを食べそれをインスタグラムで自慢するためにお店に来ており、お店もそのために写真映えする食べ物を出しているということです。たとえ、味は美味しくなくても。

例えば、レインボウサンドイッチ。確かにこれを食べればインスタにあげたくなりますね。美味しいかは疑問ですが。

また、Dragon Breath(ドラゴンの息)というお店も流行っているようです。これもそのままで、食べるとドラゴンのように白い煙が口や鼻から出るという食べ物のようです。

Crunchy🍡💨

Chloe Bechtolさん(@chloe_bechtol)が投稿した動画 –

東京の表参道には常に新しいお店ができて長い行列ができています。パンケーキ屋、ポッポコーン屋、かき氷屋。どれも若い女性が友達と楽しそうにメニューをみながら待っています。そして、長い時間待ってやっと食べ物が運ばれてくると口にする前に、iPhoneで写真を撮っている光景を見かけます。

新しくオープンしたドーナッツ屋さんが、ソーシャルメディアで拡散することを意識して、写真映えするようにデザイン(?)したとラジオで聞きました。

多分、食べ物屋さんに並ぶ目的が「味」から「見栄え」に変わっているのは日本も同じ傾向にあるのでしょうね。ただ、日本の場合、少なくとも「不味い」とすぐにダメになると思います。



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