GoogleのNexus7や、AmazonのKindle Fire HDなどの発売によって盛り上がってきた7インチタブレット市場に、2012年10月にAppleもiPadの7インチ版iPad miniを投入し日本でも7インチタブレットに注目が集まっています。

iPad miniはディスプレイがRetinaでないなどiPadと異なる点はありますが、基本は小さくて軽い安価なiPadという位置づけになり、これまでタブレットは持っていなかった方やiPadユーザーだけど、もう少し軽量なタブレットが欲しいと思っていた方にとって魅力的な端末だと思います。

そこで、iPad mini WiFiモデルを手に入れて1週間、主に外出先、通勤時に利用した経験をもとに感じたiPad miniの使用レビューをご紹介させていただきます。

電車通勤のお供としてiPad miniを購入

まず、最初にお断りしなければいけないのは私は初代iPadユーザーで、iPad miniは2台目のiPadとなるということです。

私は初代iPadに非常に満足しており自宅でソーシャルネットワーク、ウェブ、YouTubeなどを楽しむのは、パソコンではなく専らiPadを利用しています。もちろん、話題の電子書籍だってKindleアプリをインストールすればバッチリです。

ただ、そんな自宅での最高のパートナーiPadも外出先、特に混みあった満員電車などで利用するのには大きく、さらに自宅でソファーに座って利用する際には気にならなかった重さも、30分、40分の通勤時間の間ずっと手に持っているとやはりキツイものがありました。

通勤電車で過ごす時間は1日に往復で1時間20分にもなるので楽しく有効に活用したいと思っていたところiPad miniが登場。初代iPadから2世代もスルーしてきた私ですが、すぐに飛びついてしまいました。

選んだモデルは一番安い16GBモデルでアップルのオンラインで購入したので価格は定価の28,800円でした。

iPadは32GBモデルだったのですが、容量を占めるのは大抵は動画でした。動画は何度も観ることはないので、容量がキツくなってくれば消せばいいということを経験的につかんでいたので、16GBでいいと判断しました。あくまで私のケースですが。

やはり軽い。通勤時間中ずっと手に持っても疲れない

iPad miniはディスプレイがRetinaではなくCPUも一世代前になるとは言え、基本はiPadと同じでアプリケーションも同じものが利用できます。

最大の特徴は軽さにあり、iPad(WiFiモデル)が652グラムなのに対してiPad mini(WiFiモデル)は308グラムと半分以下の重量になります。
実際に、iPadだと40分ずっと手に持ってるとつらくなっていたのですが、iPad miniだと問題なく利用できますし、つり革をもって片手でも持っていられます。

ipad miniを片手で持つ

私がよく使うアプリはソーシャル・ネットワーク、電子書籍、動画、新聞になります。

ipad mini アプリ

Facebook、Twitterなどのソーシャル・ネットワークはスマホでも問題ありませんが、やはり電子書籍、動画(映画)、新聞となるとスマホだと画面が小さいと感じていました。

そこに行くと、iPad miniであれば日経新聞も紙面型で読んでも全く問題ありませんし、電子書籍も普通に読めます。

ipad miniで日経新聞を読む

私はそれほどゲームをしないので、3Dアクション・ゲームのように高性能のCPUを要求するゲームの場合はわかりませんが、少なくともAngry Birdsレベルのゲームであれば問題なく楽しめます。

ディスプレイはRetinaに比べてしまうとやはり劣りますが、Retina端末を利用していなければ、全く気にならない。むしろキレイだと思うでしょう。

iPad miniの魅力は価格

iPad miniは色が黒(ブラック&スレート)と白(ホワイト&シルバー)の2色が用意されており、記憶容量が違う3モデル(16GB、32GB、64GB)が用意されています。

価格は16GBで28,800円、32GBで36,800円、64GBで44,800円となっており、同じ記憶容量のiPad4と比較するとそれぞれ14,000円安くなっています。

iPad miniとiPad4 価格比較

記憶容量 iPad mini iPad4 価格差
16GB 28,800円 42,800円 14,000円
32GB 36,800円 50,800円 14,000円
64GB 44,800円 58,800円 14,000円

サラリーマンにオススメ

片道30分以上の通勤電車にのっているサラリーマンにとって、通勤時間は貴重な時間だと思います。
ひょっとすると、1日でお風呂と通勤時間だけが自分だけの時間だというサラリーマンも少なくないのではないでしょうか。

片道30分、往復1時間という時間は本を読んだり、iTuneでレンタルした映画を見たり、新聞を読んだり、英語の勉強をしたりと有効に活用できる時間です。

たった1週間ですが、実際に利用してみて、iPad miniはそうした用途に応えてくれる優れものだと実感しました。

iPad miniを手に入れれば通勤電車が楽しくなるかも知れません。



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