LINEはスゴイという印象を残してスパイダーマン・公式アカウント終了
Facebookとは2桁違いのファン数。LINEはマーケティングに効果的という印象を築き映画公開終了とともにアカウントも終了
2012年5月31日に登場したLINE公式アカウント「アメイジング・スパイダーマン」が9月1日を持って終了しました。既にユーザー名がUnknownになっておりアカウントの画像もなくなっているのが寂しい感じです。恐らく3ヶ月契約で、8月末には終了していたのではないでしょうか。(推測です)
アメイジング・スパイダーマンは映画の公開に併せて開設されたプロモーション用のアカウントで、役割としては多くの人に映画を知ってもらい劇場に足を運んでもらうことにあったと思われます。
アメイジング・スパイダーマンLINE公式アカウントは目新しさとLINEスタンプも提供したこともあり、113万人以上のフォロワーを獲得し映画の公開前も公開中も情報を発信しつづけました。
LINE 113万人、Facebook 1.4万人 Twitter 0.5万人
113万人という数字は、アメイジング・スパイダーマンのFacebookページのファンが約1万4,500人、Twitterのフォロワーが約5,300人ということを考えると信じられないような数字ということが分かると思います。
その効果はまだ発表されていませんが、110万人を越えるファンを獲得し、劇場券プレゼントへの申し込み件数(率も)などが非常に多かったことから、LINEはリーチやいわゆるエンゲージメント率が他のソーシャル・メディアより高いという印象を植えつけることに成功しました。
アメイジング・スパイダーマン、LINE双方にとって幸せなキャンペーンだったのではないでしょうか。
アカウント終了の理由は利用料金。コストもリーチも、もはやマスメディア
さて、FacebookやTwitterのアカウントは本日(2012年9月9日)時点でまだアクティブなのにも関わらず、どうしてLINEのアカウントは終了となったのでしょうか。
それは、Facebook、Twitterのアカウントが開設・運用ともに無料なのに対してLINEの公式アカウントは開設に250万円、月利用料金150万円といわれる費用にあると思われます。
(参考)LINEを企業がマーケティングで活用するためのお値段は安くはないが効果も高いよう
期間限定LINEアカウントは有効なのではないでしょうか。当面は
ただ、有料であっても効果があればよいわけで、かつ映画のプロモーションなどの場合そもそも期間限定でよいはずです。そうした意味でも、プロモーション期間が終わったのでアカウント(マーケティング活動)を終了するというのは当たり前のことです。
終わった映画のポスターを野外広告料金を払って貼り続ける人はいませんよね。
問題はFacebookページもそうだったのですが、アカウントが少ないうちは物珍しさもあり多くのファンを獲得することもできるでしょうが、LINEアカウントが当たりまえになった時にマス(100万人以上ってマスですよね)のファン数を獲得できるかというと少し難しい可能性もあります。
スパイダーマンの成功を受けてこれから短期間プロモーション用のアカウントが登場すると思われます。現時点(2012年9月9日)でも大人気映画「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」のLINE公式アカウントが開設されていますが、ファン数は20万人弱に留まっています。(もちろん開設間もないこともありますが)
前の記事でも書きましたがLINEは日々、新たな展開を仕掛けている今一番勢いのあるソーシャル・サービスですので、広告主、ユーザーを喜ばせるようなサービスをどんどん仕掛けて欲しいものですね。
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