WiMAXのモバイルルータ(Aterm WM3800R)とドコモ(Galaxy S3)、au(iPhone5s)のテザリングの3つのネットワーク回線にPCを接続し、データ通信速度の比較を行いました。

場所は青山一丁目と二子玉川のスターバックスで速度判定にはUSENのスピードテストを利用。それぞれの場所で3回づつ計6回測定しました。

残念ながら私はソフトバンク端末をもっていないので今回の比較からは外しています。また、WiMAXは110Mbps(下り)のWiMAX2+を始めていますが、今回テストしたのは従来モデル(下り40Mbps)になります。

1位はau、2位はドコモ、3位はWiMAX

結果は1位はauのiPhone5s(テザリング)で18.392Mbps、2位はdocomoのGalaxy S3で13.241Mbps、3位がWiMAXで6.052Mbpsでした。

auは最大で23.667Mbpsもでた時もありました。爆速ですね。

 

ネットワーク 平均(6回テスト)
au iPhone5s 18.392
docomo Galaxy s3 13.241
WiMAX 6.052

青山一丁目

ネットワーク 1回目 2回目 3回目 平均
au iPhone5s 13.265 17.943 17.622 16.276
docomo Galaxy s3 11.741 12.139 13.027 12.302
WiMAX 6.445 6.512 6.233 6.396

二子玉川

ネットワーク 1回目 2回目 3回目 平均
au iPhone5s 23.667 18.874 18.982 20.507
docomo Galaxy s3 13.992 14.864 13.687 14.181
WiMAX 5.122 5.873 6.127 5.707

WiMAXかスマホのテザリングか

外出先でパソコンを利用する場面があるビジネスマンなどスマホのテザリングとWiMAXなどのモバイルルーターのどちらがいいのか迷っている人は多いと思います。

今回の調査からもわかるようにスマホのテザリングでも十分な速度を得ることはできますので、料金面からもスマホで十分と考える方も多いことでしょう。

スマホのテザリングでいいのか、モバイルルータが必要なのかの分岐点は「外出先でどれくらいの通信を行うか」にかかってくると思います。

簡単にいうと週のうち2〜3回、30分くらい外出先でテザリングをするくらいのユーザーであればYouTubeなどの動画サイトを頻繁に見ない限りスマホのテザリングで大丈夫だと思います。逆にいうと、毎日何時間も外でネットに接続する必要があるユーザーはモバイルルーターのほうがよいでしょう。

WiMAXがデータ通信料に制限が無いのに対して、ドコモ、au、ソフトバンクいずれのスマホにも月7GBという通信制限があります。この通信量にはテザリングはもちろんアプリやメール、ソーシャルメディアなどスマホで通信するデータ通信が含まれますので、7GBといってもPC接続(テザリング)に利用できるデータ量はもっと少なくなります。

したがって毎日外出先でパソコンを利用するというユーザーにとっては7GBという通信量は少なく感じるでしょうし、7GBに達した場合には月末まで通信速度が極端に遅くなるため不便を感じるでしょう。追加料金を支払うことで解除はできますが2GBごとに2,625円と決して安くはありません。
*この7GB制限と2GB追加ごとの料金設定はドコモ、au、ソフトバンクとも全く同じなのですが、ここで差別化しようという動きがないのが不思議ですね。

なお、WiMAXは今回のデータ通信速度比較であまりよい成績ではありませんでしたが6.052Mbpsという速度は普通のユーザーにとっては十分な速度なはずです。
普通のユーザーが利用するもっともデータ通信量が多いサイトはYouTubeだと思いますがWiMAXで遅延することなく視聴できました。

(関連ページ)
iPhone5s 7GB データ通信を確認する方法
iPhone5s 7GBってどれくらい



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